まだまだと、八龍神社の古御柱見物を先延ばしにしていましたが、梅雨入り前では今日が“見頃”と中金子へ出かけました。6月始めでは初夏とは言えませんが、と念のために辞書を引くと
(1)夏の初め。首夏。はつなつ …ごもっともです。
(2)陰暦四月の異称 …太陽暦に換算してください。
とあり、季節先取りの「暦の上では」に当てはめると、今日はすでに初夏の仲間入りでした。
8時過ぎとあって全てがくっきりと長く影を落とした境内に、ヤレヤレといった風情で、本宮で見慣れていた御柱が4本長々と寝そべっていました。かつては全8本が曳き揃えられたそうですが、明治初期に前宮の柱が地元に払い下げられたのが前例となり、現在は本宮の一から四までが古御柱として本殿前に納められています。
端面に防腐剤が塗られた本一は6年経過した今でも完璧で、このままでも引退生活は充分できるでしょう。二と三は根本が腐っていますが(見かけ上)上部はしっかりしています。四は中までスカスカのようです。こうやって見ると、現役中に倒れることがあってもおかしくない状況です。強風の時は近づかない方が、と改めて思いました。