茅野市でも「中河原」と呼ばれる国道のバイパスを諏訪市に向かうと、「ホテルちの」の駐車場に御柱が建っていることに気が付くと思います。ただし、何回か走って「見る人が見れば」という条件が付きます。
その太さとズングリムックリという容姿から、私は、諏訪大社上社の古御柱と見ました。
気づいて以来ズーッと気になっていましたが、「いつでも撮れる」ことから、現在までその前に立つことはありませんでした。そのため、この標題には、ストリートビューの画像(上写真)を使う羽目になりました。
続けて、6年前となる平成24年の画像です。両映像を較べると、御柱を右側へ建て直したことがわかります。また、掘っ建て御柱とあって、土中の腐食部分を切り詰めたためにやや短くなっているのもわかります。
令和3年になってからネットで調べると、御柱の根元にある木札に「ホテルちの一之御柱」が読める画像を見つけました。また、2012年のストリートビュー画像では、幣軸に紙垂が残っているので平成22年に建てた古御柱とわかります。
調べると、平成16年は宮川・ちの地区が「本宮一之御柱」を担当しましたから、地元のホテルがその古御柱を譲り受けて敷地内に建てたとことが想像できます。ただし、ホテルに確認を取っていないので、ここまでのすべてが覆る可能性があります。
通りがかりに、何かの工事をしているのを見ました。腐食した御柱の根元を処理して建て直していると思いましたが…。
しばらくしてからその前に立つと、何もありません。ホテルの看板も撤去されていました。
ストリートビューで確認すると、横たわった御柱の画像がありました。