御柱紹介 /

大宮の御柱・小宮の御柱 諏訪大社前宮 16.7.25

 諏訪大社の「御柱祭」が終わると、その直後から秋にかけて、御柱を建て替える「小宮祭」が始まります。

 古くは諏訪大社を「大宮」と呼びましたから、それ以外の神社は小宮となります。そのため、諏訪大社から独立している摂社・末社に始まり、地区の産土社、事業所の祠、果ては同姓一族の祝神や個人の屋敷神まで、その規模の大小を問わず小宮祭が行われます。

 その結果、里から山まで、果ては八ヶ岳の山頂にある祠まで新しい御柱が建つことになります。

大宮と小宮 この時期に諏訪を訪れる人は、公民館前や道路脇の広場などに丸太が並んで置かれているのを目にすることがあると思います。それは、表示札がなくても小宮の御柱だと思っても間違いないでしょう。
 写真は、前宮の前に置かれた里曳きを待つ小宮の御柱です。山から下ってくる路上に御柱で擦れた跡がありましたから、この神社では本格的に「山出し」をしたのでしょう。

大宮と小宮 上写真の御柱を8月26日に撮ったものです。木札が設置してあり、「天神社一之御柱」とありました。
 前宮のお膝元小町屋地区の産土社ですから、秋にはここから曳き出されるのでしょう。