御柱紹介 /

石造りの御柱? 岡谷市川岸 22.1.31

妙見宮 鮎沢諏訪社で見つけた「妙見宮」です。右側面には「日本第一大軍神」と彫られているだけで詳細は不明です。「軍神」の“称号”は諏訪大社ですから、なぜ「妙見」なのか理解に苦しみます。
 左に“立って”いるのは、杭ではなく境内社の御柱です。ハッキリとは見えませんが頂部が三角錐に切り落としてあります。それを「冠落とし」と呼びますが、妙見宮も同じ形状になっています。見渡しても一本しかありませんが、石で造られていても御柱としか見えません。
 諏訪で唯一の「石製の御柱」とも言えますが、本来は式年造営で建て替えるのが本義ですから、やはり「御柱モドキ」になります。冠の表面と円柱部分の粗度が異なるので、後世に、壊れた何かの石造物を御柱にリメイクしてよみがえらせたのでしょうか。