「中央自動車道岡谷ジャンクションから長野線に乗り換える」という説明になります。その初めに現れる「塩嶺トンネル」の入口に御柱が建っているのは知っていました。しかし、写真を撮りたくても、ドライブレコーダーでもない限り無理でした。
たまたま、旧中山道を歩く機会がありました。これより塩尻(塩嶺)峠に向かうという急坂の手前で、木々と藪の間から御柱を見ました。
「ここが塩嶺トンネルの入口」という意識はまったくなかったのですが、これが潜在意識と言うのでしょうか、脇見をして前方に戻した頭は、すでにチラッと見えた何かが御柱と認識していました。振り返ると、確かに御柱の先端でした。その前後を移動して「ここしかない」場所で撮ったのが上の写真です。しかし、手前の丘が邪魔になり、余り“いい写真”とはいえません。
疲労が蓄積した足にハッパをかけて登り直し、反対側に廻ってみました。これで正面に近い写真が撮れると思ったのですが、立木とフェンスに絡みついたクズに阻まれて、このような写真しか撮れませんでした。
平成28年にもなると、私の車にもドライブレコーダーが装着しました。しかし、例え一区間であっても、そのためにお金を払うのは抵抗があります。
そうこうするうちに、「ストリートビューを使う手があるじゃないか」と気が付きました。さっそく机の上で中央道を走りましたが、御柱があるのは下り線の入口のみでした。