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三峯様(三峯さま)のお仮屋 北安曇郡小谷村 21.6.21

 「境ノ宮」に関連した「塩の道」のサイトを見ている中で、「三峯様」を見つけました。場所は「天神道コース」で、国道148号「塩坂トンネル」の上です。「雪国仕様」とでも言うのでしょうか。形は違いますが、正(まさ)しく三峯社の「お仮屋」です。私が知る限りでは、諏訪からは、塩尻の「南熊井諏訪社」境内にある三峯社が“北限”でした。これが、一気に小谷村まで延びてしまいました。

 もうジッとしていられません。小倉明神の薙鎌を見た帰りに寄ってみました。車でも行けそうでしたが、「塩の道」のさわりだけでも、と国道から歩くことにしました。結構な坂ですが、日の傾きから持ち時間を往復30分と制限したので無理を押してペースを上げました。

三峯様「お仮屋」

 茶屋跡や水飲み場もある峠のような場所でした。「三峯様」の標識があるので、さらに鞍部から高みを登ります。見通しは利きませんが、尾根筋の突端と言った場所に出ました。チョッとした広場があり、其の奥に三棟並んでいました。すでに写真で馴染んでいたので、「オー、これは!」という感動がないのが残念でした。奥には石祠がありますが、銘がないので祭神の手掛かりはつかめませんでした。
 観察すると、左へ順に古くなっています。一年毎に一棟づつ更新するのでしょうか。見るだけの者にとってはカヤ(ワラ)を束ねた「電気コードが残念」ですが、三年の耐久性を考慮すればやむを得ないでしょう。

三峯様のお仮屋 写真は右側の三峯様です。口元から、扁平な石だけが置かれているのが覗けました。入口上に杉葉が下がっているのが、“塩尻系”と言えましょうか。代表して屋根の傾斜に沿って測らせてもらいました。2.45mありますから、高さは約2.3mとしました。
 中央の三峯様には、御札が三枚確認できました。その一つは「三峯神社祈祷之」とある木札で、“表書き”に「島 塩坂 三峯講社御中」と書いてあります。
 帰り際に、「島温泉」の前を通ってここに来たのを思い出しました。改めて地図を見ると「島」があります。字の大きさが同じなので、大字(おおあざ)「島」ではなく、“同格”の「島と塩坂」講社になりました。

 現在、御札が確認できるのは真ん中の棟だけです。三峯だから三棟・三講社あった時の名残・御札を安置するのは2年目の棟など、三棟並んでいる理由を考えてみました。いずれも決め手に欠きますから、これは土地の人に確認するしかないでしょう。