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水神にも御柱「石清水」

石清水井戸組合 諏訪市中洲神宮寺 15.7.27

石清水井戸組合

 バス停「わかされ」の近くに、確か3年ほど前まで看板を掲げていた和菓子店があります。現在は無住となっていますが、その左隣に水槽が設置されています。何回かその前を歩きましたが、いつも蛇口から蕩々(とうとう)と冷たそうな水が流れていました。
 ある時、その奥に目を転じると、突き当たりの山際に祠があり、御柱が立っているのが見えました。水神のようです。近づくと、その手前にあったのは古井戸でした。くぐもったモーター音から、その施設は見えませんがポンプアップされた地下水が蛇口から流れ続けていたことがわかりました。「24時間稼働・電気料金」に考えが及ぶと、自然に、小屋掛けの柱に「石清水井戸組合」の木札があることに気が付きました。10名の組合員が連名で書かれています。
 郊外では極ありふれた水神の光景ですが、御柱の存在がスパイスの役目を果たしています。

石清水

祢宜太夫
諏訪史談会『復刻諏訪藩主手元絵図』(部分)

 調べると、細野正夫・今井広亀著『中洲村史』には、「石清水と名がある自然湧水で年間を通して13度。組合仲間は庭先まで引いている」とありました。
 また、江戸時代中期の絵図には「石井清水」と書かれた池(泉) と、そこから流れ出る川が描かれていました。因みに、「矢嶋宮内」と書かれた家は「旧権祝邸」です。

現在の石清水 23.4.15

石清水 久しぶりに前宮から本宮まで歩いてみました。県道拡幅工事が進んだせいか、何と、写真のような“施設”ができあがっていました。「石清水」とある案内板もあります。(多分)諏訪市が行っている「辻と小径のまちづくり」事業の一つなので、原村に住む私が越境して「あれこれ」言う資格はありませんが、これで“古き良き散歩道”の風情が一つなくなってしまいました。

石清水 余りの変わりように、「before」として、前年9月に撮っておいたものを並べてみました。