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屋根の上の、…石祠(麗人酒造) 諏訪市 28.8.5

 「屋根の上の」に続く、何か洒落(しゃれ)たというか、それに引っ掛けた名前を考えました。が、結局は何もひねり出せずに「石祠」としました。

屋根に石の祠が 27.10.16

麗人酒造の屋根の上の石祠 貞松院に眠る松平忠輝公の墓前に手を合わせた後、この寺院の前から上諏訪駅方面に向かう道を歩いてみました。
 歯抜けのようになった更地の奥に目を向けると、屋根の上に何かが…。午後3時という斜光にシルエットとなっていたのは、石の祠でした。

屋根の上の石祠(麗人酒造) ズームアップした写真です。画像処理をしたので明確に裏とわかりますが、カメラを向けた時は空とのコントラスト比が強すぎて、祠がどちらを向いているのかわかりませんでした。
 町並みのブロックに沿って国道側に廻ると、錆びた屋根は、麗人酒造の関連施設らしいことがわかりました。しかし、歩道からは確認できませんでした。

石の祠は、醸造所の火の番(か) 28.7.15

麗人酒造の石祠 この場所から見えるはず、と麗人酒造の駐車場に少しずつ足を延ばします。これ以上は“侵入者”になりかねない場所に、都合よく飲料の自販機があります。その前でコインを入れるふりをしてから奥を覗くと、写真の光景がありました。

麗人酒造の屋根にある石祠 先の写真と比べると、仰ぐ角度というか、水平位置が大きく違っていることがわかります。国道(諏訪湖)側から山手に向かっては、かなりの傾斜地になっていることを改めて実感しました。
 たまたま売店の裏から出てきた店の関係者─それも経営者にかなり近い筋と思われる女性に尋ねてみました。しかし、少し屋根を眺めた後に返ってきたのは、「わからない」の一言でした。ここからは麗人酒造の守り神である稲荷社が見えます。そのため、醸造所の火伏として秋葉社を屋根に上げたのではないかと考えてみました。

 あくまで下からの眺めですが、屋根の頂部の両側に置いた角棒に鉄平石を置き、その上に載せただけという石の祠です。耐震性があるのは過去に起こった地震から実証済みとなりますが、それでもかなり危うく見えます。屋根も祠の下が少したわんでいますが、そこは、神様が頑張っているから心配ないということでしょう。

 “諏訪の風物詩”においては、ここに御柱があるのが必須の条件です。「絶体火事を起こさない」は切実な願いですから、祭神に気を遣って御柱を建てるのを控えたとしました。その一方で、屋根の崩壊を恐れて、御柱を建てに行く志願者が誰もいなかった、ということも考えられます。


‖サイト内リンク‖ 麗人酒造の「空中御柱」