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清水多嘉示の狛犬 諏訪大社本宮境内

清水多嘉示と諏訪大社上社

 諏訪大社上社本宮「天流水舎」の左に、かつては大祝が宝殿に社参した上社で最も重要な参拝路があります。現在はただの石段という位置づけですが、その入口で威嚇しているのがブロンズ製の狛犬です。これは諏訪郡原村出身の清水多嘉示さんが制作しました。私は原村在住ですが生まれが諏訪圏外のため、清水多嘉示さんが「明治30年生まれ・日本芸術院会員・文化功労者」と聞いてもピンときません。
 大きさ重さとも抱えて連れ帰るのは可能と思えますが、諏訪大社の飼い犬ですから、ギックリ腰など後の祟りがありそうです。台座の裏にある銘文を読まないと制作者も奉納者も分かりません。そのため、彫刻界の重鎮清水多嘉示さんが制作した狛犬とは誰も気が付かないでしょう。

清水多嘉示の狛犬

 背後が石垣と天流水舎という場所ですが、「吽犬」はバックが木になる位置を選び、「阿犬」は身舎の柱が写らないようにしました。ズーム最大で撮ったら、計算通り背景をボカすことができました。光に乏しい境内ですが、「阿犬」には木漏れ日が当たり陰影がハッキリ出ていました。