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禮の御前社・レイノゴゼ 諏訪市中洲 21.4.15

 福島御頭御社宮司社の近くに、「レイノゴゼ」があります。「ゴゼ」は「御前」で、諏訪の各地に「○○ノゴゼ」があります。

禮の御前社と池

 社前にある案内板を転載しました。

「禮の御前社と池」
 この池の祭神はレイ姫命といわれている。嘉禎三年(1237)六月の奥書がある「祝詞段」に、福島鎮守レイノゴゼ云々とあり、福島の鎮守様であったことが伺われる。
 この禮の御前社の横に、いわゆるレイノゴゼンの池があった。用水路であり危険であったため、昭和四十五年に埋立て史跡として碑を建立した。
 この池に盃を浮かべると上原の葛井の池に浮かぶという抜穴伝説があった。

 案内板枠の古さから、「用水路」の誤字が訂正されないままになっているのが不思議でした。ところが、念のために調べると「田畑に水を注ぐための農業用水路(灌漑用水)及び、悪水(田畑に不要な水)排出用の水路」とあります。「悪」が組み込まれた文字列が「不動産登記簿上の地目の一つ」とは知りませんでした。
 かつては豊かな湧水があったと思われますが、今では全く想像もつかない「禮の御前社と池」でした。

 上写真の左に石碑があります。「何だろう」とその前に立つと、「史跡 禮之御前の池」と読めます。案内板とほぼ同じ内容ですが、やや詳しいので、こちらも紹介することにしました。

当神社は、嘉禎三年丁酉「一二三七年」祝詞段に福島鎮守レイノゴゼ云々とある。この池に盃を浮かべれば上原の九頭井の池に浮くと云われ、又、膳椀などこの池から借りたと云う説話がある神池で、葛井の池・多留姫の瀧と共に膳椀伝説をもつ一つである。この名残の池を埋立てるにあたりここに之を建てる。

 平成26年3月に再訪したら、鳥居と祠が一新されていました。因みに、背後の社殿は、禮の御前社とは関係がない「第六天社」の覆屋です。

禮の御前社と池