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酒室神社 茅野市坂室 15.12.13

 茅野市教育委員会が設置した「市指定史跡・酒室(さかむろじんじゃ)神社」を読んでから、鳥居より一段高い檀上を眺めました。

酒室神社 ところが、鳥居の先は社務所の正面なので、酒室神社の本殿は「どこだ」になってしまいます。通常は御柱が建っているので一目で指差せますが、その御柱も見当たりません。
 その前に立てば不思議でも何でもありませんが、上社本宮の社殿配置にも似た、鳥居をくぐって左に見るのが拝殿と本殿でした。社務所のすぐ背後をJR中央東線が横切っていますから、鉄道開通時に移転を余儀なくされたのでしょうか。初めて訪れた私には、社殿の配置が複雑というかまとまりがないように見えました。

酒室神社の御柱 目安となる御柱はすでに倒されて、拝殿と本殿脇に置かれていました。来年は御柱祭ということもあり、根元の腐食などで早めに抜いたのでしょう。
 本には、「本殿は磐座のような岩の上に建てられている」とあり写真も載っています。しかし、酒室神社の根本というか本質を現す本殿構成は、板垣に囲われて見ることはできませんでした。

御柱? 境内の隅に思いがけないものを見つけました。師走の西日が造形した影を映していたのは、その太さから、御柱のメドテコ乗りの練習に使う柱でした。奥の小屋に吊り下げてあるメドテコをこの穴に差し込み、左右に揺らしながら「安全で美しい乗り方」を会得します。平成16年は御柱祭ですから、すでに練習が始まっているのかもしれません。

弓振川

 酒室神社の南に、「神事の後、弓を浄めた」と案内板にある弓振川が流れています。その由緒ある名をとった「弓振橋」は、このご時世ですが大型車のすれ違いができません。国道20号に架かっていますが、二桁の中ではここだけという誇るに誇れない珍しい橋です。大型車は「自主交互一方通行」の形になり、川を挟んで二つの信号もありますから、そのタイミングによっては渋滞が発生します。
 現在バイパスが…、という話はこれくらいにして、この弓振川に沿って長峰を通り、原村の柏木を経て御射山社へ向かう「御射山道」が今でも残っています。

酒室神社例祭 18.8.26

 『諏方大明神画詞』の一節です。

先陣既に酒室の社(※酒室神社)に至る、神事饗膳あり、
諏訪教育会『復刻諏訪史料叢書 第一巻』

酒室神社例祭 8月26日は諏訪大社上社の御射山祭の初日で、本宮から御射山社へ向かう神輿が酒室神社に立ち寄ります。この日に合わせて例祭が行われるので、御射山祭と“セット”になったお祭りとなります。左から二人目の役員に重なってしまいましたが、注連縄が掛かった黒い箱が神輿です。
 酒室神社例祭の祭主はあくまで酒室神社の宮司で、諏訪大社宮司は「参向」という形で幣帛を献げます。かつての、「大祝の行列が、酒室明神に御手幣を献げて御射山に向かった」といったところでしょうか。

酒室神社の磐座 24.8.26

酒室神社の磐座 今日は、御射山祭の初日です。例祭日なら磐座の拝観が可能と考えて、神事には早めの酒室神社へ向かいました。思惑通り脇戸が開いているのを確認してから、まずは総代に撮影の許可をもらいました。
 高さ約1.5mの磐座を一回りしましたが、「ペトログラフ」などの刻印は確認できませんでした。私は気が付きませんでしたが、同行となった氏子の話から、頂部と左側面に整形した加工痕があることがわかりました。
 フラッシュ使用を含め何枚か撮りましたが、この一枚をベストとしました。やはり、磐座の撮影は自然の光がふさわしいようです。