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現存する最大の御柱

秋宮の御柱 人の体と同じで、参拝者からは右に見える「左片拝殿」の端に、「昭和二十五年秋宮一之御柱」と書かれたバカでかい丸太が置かれています。
 調べると、戦後初となる昭和25年の御柱祭に登場した目通り4.08mの、明治以降記録が残っている中で最大の御柱と分かりました。「目通り」とは、目の高さの位置で測った3サイズと同じ全周の長さで、暗算なら3で割れば凡その直径が分かります。電卓では1.299mでした。参考までに挙げると、平成16年の秋一は目通り3.43mでした。

最大の御柱 御柱の候補木を決める見立て時に、暗く沈滞した世相に意気を挙げようと、つい予定外(身の程知らず)の大木をチョイスしてしまったそうです。
 市民新聞グループ発刊の『おんばしら』によると、「木落しまでは無事に済ませたが、注連掛に引き上げるのが大変な苦労で一週間もかかった」とあります。それも、本来は建て御柱に使うカグラサン(ワイヤをテコでドラムに巻き上げるウィンチのような器具)を3台仕掛けた、とあります。里曳きでもなかなか動かないので、担当地区の大総代から苦情が来るやらで大変な苦労があったようです。
 6年間のお勤めが終わる「御柱休め」時に、根元の1.8mを残し記念に奉納したのが、現在見られる、事情を知らない観光客にはただの丸太にしか見えない御柱というわけでした。