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専女社 下諏訪町 18.5.5

専女八幡と「専女の欅」

専女の欅

 「秋宮駐車場のトイレ横から、左斜めの道向こうに」と書き始めました。ところが、言葉とはいえ不浄から来る祟りがありそうと気を回し、「お土産ショップ専女八幡(とうめはちまん)の左に」としてみました。結果として、せっかく入力したので消去できずに並記という形になりましたが、その場所にかなりの大木が見えます。
 近づいてからその存在に気がついた案内板を読んで、これが下諏訪町天然記念物の「専女の欅(とうめのけやき)」と知りました。注連縄が掛かっていますから専女社の神木ということでしょう。

専女社(とうめしゃ)

専女社 どうしても「せんじょ」と読んでしまう専女社を調べると、専女は稲女(とうめ)のことで「食物をつかさどる神」とあります。
 地元の資料では、延宝7年の『下諏方社例記』に「頭面社 一本白狐社」が見られます。また、『下諏訪町誌』では、「地元ではおトーメ様と呼ばれ、一名白狐社とあるので稲荷社ではないか」と書いています。実際、「専女」をネットで検索すると、「狐」や「役(えんの)行者の母」が列記されます。
 祭神は、伊勢神宮外宮に祀られている穀物女神の豊受大神です。しかし、「祭神」と言われるものは、ワープロのように簡単に“上書き”されることがよくあります。かつては諏訪古来の神であったはずで、時代の流れで、メジャーな伊勢神宮の御饌(みけ)神を「諏訪神社下社の祭神の食事を司る神」に据えたのでしょう。

専女社のケヤキ 専女の欅は、専女社と相対する側が洞(うろ)になっています。「子供の火遊びで何回か燃えた」とあるので、のぞくと、上部に炭化した部分が残っていました。
 私には、秋宮との間に立ちふさがっている目障りな木を、専女社の祭神がその眼力で穴を開けて排除しようとしているように見えました。しかし、この分では後何百(千)年掛かるか…。

専女社祭 21.8.15

専女社祭 平成21年になって、初めて「専女社祭」を参観しました。真向かいの「八幡社祭」が終わってからなので、神事は9時開始となりました。地元の町内会が管理しているのでしょう。時間前には大勢で掃除をしていました。
 三年後の再訪とあって、社前の梶が大きく育ち実をつけていました。訊くと、5、6年前に植えたということでした(上写真)。「左側が寂しいので、雄梶を植えてください」とお願いしましたが、実現するでしょうか。