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浮島社 下諏訪町浮島 18.7.30

浮島社

 多くの人が、それと知らないまま横目で通り過ぎるのが「祓戸大神(はらえどのおおかみ)」を祀る諏訪大社下社の末社「浮島社」です。というのも、この道を利用するのは「万治の石仏」が目当ての観光客だからです。

浮島

 浮「島」とあるように、下社春宮脇を流れる砥川の“中之島”に鎮座しています。上流側が大きく蛇行していますから、発達した中洲を人工島にしたのでしょう。その浮島を淡路島に例えれば「本四連絡橋」というところでしょうか、二つの歩行者専用の赤い橋で、春宮⇔浮島社⇔万治の石仏と結ばれています。もちろん無料です。

浮島

 「浮島は大水にも流されない」という「下社七不思議」の伝承を守るためなのか、または社殿の流出という経済的損失を防ぐためなのか、現在は上流側が(多分)嵩上げされ 石垣で護岸されています。そのため、名前の由来となった「水に浮いているように見える」の実感は全くありません。一方、下流側は“海抜0m”なので、見方によっては今でも浮島と言えそうです。

 左側の石垣に大石が貼り付いているのに気が付いたでしょうか。ベンチでくつろぐ、観光客とは別時間の中に埋没したお年寄りから「平成18年7月の豪雨時に、流木が引っ掛かったために石が“堆積”し、それが未だに残っている」と聞き出しました。七不思議は「浮島はどんな大水が出ても冠水しない」としたほうが現実的でしょう。
 夏の遷座祭を明後日に控えた7月30日に、浮島の先端に立ってみました。足元を見ると、夏草が、水草が流れに身を任せるように下流側にそろって寝ていました。一部ですが冠水したようです。

浮島社祭

浮島社祭 6月晦日に「浮島社祭」があります。半期に一度の「大祓(おおはらえ)」は別名「夏越祓(なごしのはらえ)」とも言われますが、その神事の前に例祭が行われます。左に写っているのが茅の輪です。
 「大祓」を行うために浮島社に祓戸大神を勧請したのでしょうか。または、浮島社の祭神が祓戸大神なので、ここで「大祓」を行うようになったのでしょうか…。