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仁和寺 諏訪神社 島根県雲南市大東町仁和寺 29.7.23

 『雲陽誌巻之六』〔大原郡〕から、「仁和寺」を転載しました。

諏訪大明神 建御名方命をまつる、本社一間四方、拝殿二間に三間南向なり、寛文年中建立棟札あり、祭礼九月十七日、

(略)

仁和寺 浄土宗五智山という、五智如来長五尺余、宇多醍醐両帝の勅願所にて安置したまう霊像なり、(略)

大日本地誌大系刊行会 編『大日本地誌大系第27巻』

雲南市大東町仁和寺 出雲では文字通りとなる奥出雲町からジグザグに北上し、その北は松江市となる雲南市では最後となる諏訪神社を参拝しました。
 小字(こあざ)「仁和寺」は『雲陽誌』では仁和寺村ですが、京都の仁和寺(にんなじ)と同じ読みで、同名の寺院もあります。


仁和寺 諏訪神社参拝 29.6.4

 今日参拝してきた諏訪神社は、幹線道路から順に神社の前というアプローチでした。しかし、仁和寺へは“あっちへ行け・ここを曲がれ・さらに…”の繰り返しという、理解不能な道順でした。「最短距離ではこうなる」というカーナビならではの案内とも言えますが…。

仁和寺諏訪神社

 ようやく“上がり”となる神社前に着きましたが、駐車場は見当たらず路駐もできない道幅です。やむを得ずにそのまま進み、戻るには一汗かこうかという場所にやや広い路側帯を見つけました。徒歩で戻れば、写真右にある境内へ向かう坂道がありました。かない狭いのを見て、歩きが正解だったと自分に言い訳をしました。

仁和寺諏訪神社本殿 この写真を撮ったのは、6持40分でした。陽はまだ踏み止(とど)まって影を長く延ばしていますから、行動するには最適の季節と改めて感じました。
 社殿の至る所に神紋「三つ巴」が見えます。この神社を造営した人物縁(ゆかり)の紋と思いますが、鳥井脇にある由緒書は黒褐色に変色した二枚の板になっており、何も伝わってきません。

仁和寺「諏訪神社拝殿」 社額は「諏訪大明神」で、社旗は「諏訪神社」です。諏訪神社ですから当然ですが、自車の「諏訪」ナンバーと同じ文字を見ると、同郷の人に会って何か親しみを感じてしまうような気持ちになるのが不思議です。
 そろそろ7時という時間ですから、この諏訪神社で今日の巡拝は終わりと決めました。そうなると、目標が無くなったことで張り詰めていた“気”が弛み、旅の身空に思いを馳せることになります。

仁和寺諏訪神社「仁和寺の集落」

 境内から見下ろす家並みを眺めても、その一軒一軒が6月では初めてとなる日曜日の終わりを静かに迎えているように思え、その中に決して置くことができない我が身の孤独を想ってしまいます。旅にしあれば孤高と強がってみても、一昨日までの、家にあれば決まり切ったが故に穏やかな日常を無性に欲してしまいました。

 しかし、街の灯は未だ一つも点(とも)りません。気を引き締めて、事前に幾つか設定してあった“本日のフィナーレ”の一つ、日帰り温泉「おろち湯ったり館」へ向かいました。