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北口参拝順路の(謎)

 人によっては(とは、私のことですが)、参道の右側に連なる土産物屋の呼び込みと視線に耐えかねて、その反対側を小さくなって境内に向かいます。この参道は絵地図の下にある「北参道」のことで、まだ地図に描かれていない新設の大鳥居をくぐると、正面に幣拝殿への最速最短の石段が見えます。

諏訪大社本宮境内案内図

 ところが、一之御柱の手前で「左折」する参拝順路の標識が現れます。ここで、神社の指図に素直に従う人と、今来た参道の直線上にあたる無理のないというかごく自然な流れの先にある石段に向かう人とに分かれます。両者の性格を判断すると、…誰か分析してください。

 諏訪大社が強制するというか推薦する通りに左折し、絵図上では二之御柱を過ぎてから右・右と回り込み「布橋」を通ります。正面に、(木の陰になって気がつかない)一之御柱を見、クランクを経ると前述の最速最短の石段が合流します。その先の突き当たりを左折して門をくぐると、ようやく核心部の境内に入ることができます。拝所は左方ですからまた左折して、と境内をくまなく巡るのが正式な参拝路です。早く言えば、「」字の参拝路とも言えます。

 これは正面の石段を利用すると、全く顧みられなくなる境内各所の神から「不公平だ」との告げ口(お告げ)があったからではありません。神社の波瀾万丈の歴史が複雑にさせたのです。本宮の滞在時間を(少し)長くするのに一役買っているので、ここは一つ、諏訪大社の指示に従いましょう。