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御手祓道 18.10.8

御手祓道案内板 前宮入口の鳥居をくぐりコンクリート製石段を登ると、その右手に、左の「御手祓道(おてはらいみち)」の案内板があります。簡潔に紹介しているので、その写真を載せました。中ほどの不鮮明な部分は、「神への使者に選ばれた『おこうさま』」です。「おこうさま」は「神使さま」で、大祝の代理を務める6人の子供達のことです。
 史料等には「走り松明五百が一斉に走り回る」とありますが、昼間、それも痕跡しか残っていない御手祓道“跡”を眺めても、その様相は全く私のイメージ外でした。

御手祓道

 写真では、白の破線が「御手祓道(跡)」の一部です。車道を除くと「ちょっとした段」としか見えない御手祓道ですから、手持ちの時間が限られている旅行者では、例えその案内板に目が留まっても立ち止まることはないでしょう。幸いにして私は諏訪の住人なので、忙しい(または興味のない)人に代わって御手祓い道を歩いてみました。
 境内にある「前宮史蹟案内図」の一部をお借りしました。

前宮史蹟案内図 この絵図の左にある「神願門跡」から矢印に従って「御手はらい道」を進みます。上写真の石段を直交すると道は不鮮明になりますが、構わず“突き”進みます。大石がゴロゴロしているだけの古墳「蛇塚」を左に見ると、車道に突き当たります。左(上)に曲がり、「高道(たかみち)」と呼ばれる旧道を突っ切って道なりに進むと「御室社」が右手に現れます。前宮本殿への道を見送って直進し、十間廊を左に見ながら下ります。右側に沿う「水眼川(分流)」は、季節によってはワサビやエンコウソウの花が咲いているので必ずチェックします。再び神願門跡に戻ると「御手祓道一周の旅」は終わりますが、時間に余裕があっても三回廻る必要はないでしょう。

 諏訪神社の分社では、例祭時に馬や氏子の行列が社殿を三周するのを見かけることがあります。諏訪大社では廃れたものが、現在でも残っていると思われます。