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愛猫権現と猫石碑 岡谷市川岸東 24.4.19

猫の神様・猫の記念碑(林の窪の石造物群)

林の窪の石造物群「愛猫権現と猫石碑」

 このサイトでは滅多に見られない「愛」という字が、久々に「愛猫権現」として登場しました。私とすれば「あいねこ」と読みたいのですが、子供の頃に見た映画「怪猫◯◯」から「びょう」と読むのが正しいのでしょう。よって「あいびょうごんげん」となります。隣は「猫石碑」で、「大正十一年・吉日」と読めますから比較的新しい石碑です。両碑とも「もっといい名前が」とも思えますが、牛馬と違うペットでは、このような碑名を付けるしかなかったのでしょう。
 岡谷市教育委員会社会教育課『おかや歴史の道 [文化財めぐり]』から「林の窪の石造物群」を抜粋で紹介します。

珍しい鳥獣供養塔
 この中に「光前寺犬早太郎(こうぜんじれいけんはやたろう)」と刻んだものがある。同じように駒ヶ根市光前寺本堂南側に早太郎の墓がある。この早太郎は光前寺に飼われていたが、遠州天満宮の「ひひ」を退治して人身御供を救ったといわれる伝説上の犬である。
 林の窪の早太郎の碑は、伝説早太郎にあやかって建てられた鳥獣供養塔であろう。また、これに類するものとして愛猫権現や猫石碑と彫ったものもみられる。

 ネコには忘れることができない思い出があるので、本の写真を見てつい出かけてしまいました。

“るるる”頭観世音(堂前の石造物群)

堂前の石造物群の馬頭観音碑 初めて見た時は「るるる」と読んでしまいました。その下の文字も読めませんから「???」の状態は変わりません。初めて見る石碑に「新発見か!」と胸が高鳴りました。しかし、…ぬか喜びに終わりました。


堂の窪の石造物群 隣にある、一箇所にまとめられた馬頭観世音碑と見比べると、同じ位置に「馬馬」または「馬馬馬」があることに気がつきました。何のことはない、「る/馬」は馬のくずし字とわかりましたが、“頭”の上に複数の“馬”が並んだ馬頭観世音は初めて見ました。
 字体が幾らか違うので、後から彫り込んだようにも見えます。木と違って制作費が高く付く石製ですから、(コストダウンで)一基に複数の馬を彫り込んだのでしょうか。

 同『おかや歴史の道』から抜粋しました。

群立する馬頭観世音
 鮎沢の秋葉神社近くの堂前と呼ばれる土手に数多くの石仏が雛壇のように並んでいる。総数60余基を数え、53基は馬頭世観音でそのうち文字碑は41基、中には1基で2〜4頭の供養をしたものが9基もある。大部分は馬頭世観音と刻まれているが、特殊なものとしては馬頭大士などというものも見られる。

 これを読んで、「馬馬馬馬」があったことを知りました。