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よみがえった銀桜 原村柳沢 17.5.3

 原村指定天然記念物の「銀桜」が強風で折れ、樹勢が衰えたために「清水俊勇さんが二十五年ほど前に柳沢公民館の広場に接ぎ木して植えた」という記事を読みました。

 公民館に行くと、広場の周囲に植えられたピンクの桜は三分咲きです。提灯もセットされ、柳沢区民が浮かれるのも間近でしょう。そのことはともかく、一本一本確認してもそれらしきモノはありません。色の違いだけが判断材料ですから、取りあえず引き揚げることにしました。

銀桜 一週間後、三日前の満開が地面に移動したかのような花びらを踏みしめて一周りしました。諦めかけた頃、こんなところに、という物置小屋の前に見つけました。風の当たらない下枝だけに数輪咲いています。高さは7メートルほどでしょうか。
 さらに三日後。遠くから眺めると、一般の桜と違い地味な感じを受けます。しかし、目前で見ると、その品の良い白さが際立ちます。「真綿色したシクラメン」に負けず劣らずの「銀桜」は、私には「初めて会った君」でした。
 花びらの向きで陰影が微妙に出るので、全体として銀色に見えたのでしょう。原村では「薄墨」ではなく「銀」と名前がついたのは、開拓村の厳しい生活基盤の差でしょうか。