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我が家にコウモリが… 26.8.23

 私の常駐場所であるパソコンデスクに向かっていると、窓辺で何やら音がするので振り向くと、異様な物体が!! 直感で、網戸にへばりついているのはコウモリとわかりました。この明るさですから、羽根・翼のどれを当てはめるかの決断は後にして、“膜”が透けているのがわかります。
コウモリ 夕暮れ空をバックに舞っているのがコウモリと教えられた少年時代から幾十年、初めてコウモリと認識できる“本物”を見ました。我が家の周辺は生き物にとっては最良の環境、というより、ズバリ田舎と言うことですが、それでも今迄にコウモリなど目にしたことはありません。
 帰宅した妻に教えると、原村には希少種の「ウサギコウモリ」が棲息していて遠くから写真を撮りに来る人がいる、と(久しぶりに)私より詳しい情報を披露しました。さっそくネットで調べると、残念ながら、耳の長さから普通のコウモリでした。

コウモリ 表に回り、メジャーで頭から尾の先まで6センチと測っても、逃げる気配はありません。この場所が気に入ったのか、よく見る「ぶら下がる」形で固まったままです。
 室内に戻り、その存在の関心が薄れた夕やみ迫る頃、「ドサッ」という音にあわてて目をやると、消えていました。思い当たることがあるので網戸を開けて下を覗くと、やはり、コウモリを咥えたネコが勝ち誇ったように振り向きました。我が家が巡回コースになっている住所不詳の(多分)ノラネコですが、夕暮れになって準備運動を始めていたコウモリをめざとく見つけたのでしょう。ネコは狩の名人ですから、助走なしの1.3mのジャンプなどはたやすいと思われます。
 その後、「コウモリはまだいる」と訊かれましたが、コウモリにとっての悲劇的な結末は黙っていました。

ネコとコウモリ(鳥)

 翌日その場所を確認すると、クシャクシャになっていますが五割方残った黒い物体が横たわっていました。まずいのか、小骨が多いのか、残した理由はわかりません。かつて飼っていたネコが捕った小鳥を咥えて“見せに来た”ことや、すでに動かなくなっている小鳥を執拗に弄(もてあそ)んでいる光景を何回も目撃していますから、食べるため、というより狩をすること自体を本能として脈々と受け継いでいるのでしょう。
 今思えば、人家の窓辺に留まるなど警戒心がまったくない、巣立ちしたばかりの子どもだったのかもしれません。