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基準点(水準点・三角点・電子基準点) 24.9.14

基準点とは、地球上の位置や海面からの高さが正確に測定された三角点、水準点、電子基準点等を言い、地図作成や各種測量の基準となるものです。
HP『国土交通省国土地理院』から抜粋

一等水準点(富士見町)

国道の水準点 国道を歩いていたら、写真のようなモノを見つけました。右側がごく普通に見られる境石なので、ここに腰掛けて一休みできるという大きさです。
 町中を離れた山間・山際を通る歩道の端という場所ですが、それでも、万が一の転倒事故を想定すれば、こんな突起物があること自体が不思議です。それがそうでないところに、このコンクリートブロックの存在価値がありました。

一級水準点 正確な大きさはわかりません。もう一度測りに行く元気はないので、それが推定できる写真を載せました。
 因みに、このサイトで極希(まれ)に登場する「スポーツサンダル」がこれです。夏季限定なので、10年以上も長持ち(愛用)しています。当時はスポーツサンダルの代名詞「Teva」が高価だったので、足跡のロゴで知られる[HANG TEN]ブランドを購入しました。試しに調べてみると、現在も両ブランドは健在でした。今の歳ではサンダル一足に6千円も出す勢いはありませんから、必要時以外には履かないようにして寿命を延ばしています。

水準点 すでに知る人は知る「水準点」ですが、私は初めて“これが水準点”として見下ろしました。どこかで見たような記憶もありますが、さてどこにあったのかとなると首を傾げるしかありません。
 「水準点」で検索すると「国道には2Km間隔に設置してある」と断定していますから、今度、国道を歩く機会があったら下を向いて歩くことにしました。
 しかし、まだ「本当かー」という疑問が消えませんから、『国土交通省国土地理院』のサイトを覗きました。ここで、写真を撮った場所を中心に据えて表示させると、“地図上の国道20号”には確かに2Km間隔で水準点の凡例が連なっています。次は、富士見町の「配点図」を表示させると、写真の[No 020-184]が以下のように出ました。

北緯35°55′54″東経138°12′21″標高893.1057

 緯度経度を数値で示されても何の“感慨”も湧きませんが、標高の最下位を「0.7mm」と出されると、「!!」と思わず感嘆符が口を出ました。
 このサイトで得た「基準点」の蘊蓄(うんちく)ですが、“転載”では無意味なので、まだ興味が持続している方は自分で調べて下さい。また、[国道20号の水準点全点制覇]というような“野望”は(チラッとは浮かびましたが)捨てましたのでお知らせしておきます。
 これらのデーターは測量士以外の人が見ても何の得にもなりませんが、私は、再び、自宅がある原村の「基準点成果閲覧」をクリックしてしまいました。

四等三角点(原村)

御小屋山の三角点 左は、HDに保存してあった唯一の「三角点」写真です。かつては御柱用材を伐採して曳き出した山で有名な「御小屋山」ですが、等級は三等でした。因みに、八ヶ岳連峰では赤岳が唯一の一等三角点でした。

 「自宅付近にもあるだろうか」とスクロールしたら、原中学校に近接した「池」近くに「四等三角点」を見つけました。最下級の三角点をわざわざ見に行くのはよほどの暇人だと思いますが、私は「平地になぜ三角点が設置されているのか」に興味を持ったので現地へ行ってみました。
 漠然と眺めたことはある農道ですが、今、目的を持って歩いているのが不思議です。「こんなこと」がない限りこの砂利を踏みしめることはなかったのでしょうが、その埃っぽい道を中学校に向けてたどりました。

原中学校の三角点 初めは長方形の池を目標にしたので、いつまで経っても現れないことに戸惑いました。それが中学校のプールとわかってその前の道をたどると、ハウスの入口の土手に三角点がありました。奥のフェンスがグラウンドで、写っていませんが右側がプールです。

三角点と諏訪湖 遥か下方に諏訪湖が臨めますが、他所からは目標となる場所には見えません。考えてみると、この辺りは構造改善で“秩序正しい”田畑に生まれ変わっています。
 中学校の建設も加味すると、この場所に三角点が設定された当時は、どこからも指を差せる目立った場所であったのかもしれません。そう考えると、極近に闢廬社(あきほしゃ)が鎮座していますから、諏訪神社上社の「秋尾御狩神事」が行われた時代では、この場所を目当てに八ヶ岳の裾野を登ってきたことが推察できます。

四等三角点 約5センチ角の三角点ですが、樹脂製とあって紫外線で劣化しており粉っぽく見えました。グラグラと動きますから、標高987.3mのこの地とあって長年の凍結解凍の繰り返しで緩んだのでしょう。それとも、直近がまだ舗装が新しく見える農道なので、工事の際に邪魔となり「少しの間だけ失礼」と動かしたのがそのままになっているのでしょうか。
 「三角点を大切に」という標語がありますが、2400点という「精密測地網」には四等三角点は含まれていないので、国土交通省の目も下々の三角点までは及んでいないということでしょう。さらに、現在は電子基準点やGPS固定点があるので、すでに過去の遺物になっているのかもしれません。。
 ついでに、地図では「小早川」の橋上に当たる位置にある「2級基準点」を探しました。しかし、2級基準点がどんな形状かも知らずに来たのでその橋を見ただけに終わりました。

電子基準点(茅野市)

 電子基準点が茅野市内にあり、そのデーターが公開されていることを知りました。

電子基準点データ提供サービス
 このサービスでは、国土地理院のGEONET®(GNSS連続観測システム)で得られた電子基準点観測データや解析結果値をインターネットを利用してユーザの皆様に提供することを目的としています。
『国土交通省土地理院』

 私の生活には何も生かすことはできませんが、見物だけはできます。再び「基準点成果閲覧」を開くと、1/25000の地図では北部中学の隣に凡例がありました。ネット地図に切り替えて拡大すると、茅野雨量局と北出雨量観測所が表示しました。茅野市民ではないので、ここにこんな施設があるとは知りませんでした。

茅野雨量局 「所・局」とあるので、ある程度の施設を想像していましたが、茅野雨量局の前に立ってみれば写真の大きさでした。ヒョッとしたら、いつ降るともわからない雨に備えて誰かが常駐しているとも思える建物ですが、それは人間ではないでしょう。

電子基準点 八木アンテナがある施設には、写真で見たドーム状の筒先はありません。何回か見回して、ようやく畑の隅に建っているのを見つけました。すでにカボチャを除いて収穫が済んでいましたから、気兼ねなく畑を突っ切って近づきました。
 メンテナンスの面では道路脇が最適ですから、なぜこんな奥まった場所に設置したのか疑問です。キラキラ輝くステンレスの“造形”が余りにも目立つので、いたずらされないように人目に付きにくい場所を選んだのでしょうか。私のように、何だろうと近づく人を想定したのか、ステー(本体)の蓋には説明が書かれていました。

基本電子基準点
 電子基準点は、地上約2万Kmの高さを周回するGPS衛星が発信する電波を受信し、この地点の位置を観測するための施設です。受信データは、つくば市にある国土地理院に毎日転送しています。この受信データは、土地の測量、地図の作成、地震・火山噴火予知の基礎資料とに利用されます。

 これを読む前は、「ここから発信された電波を人工衛星が受信…」と考えていました。まー、どちらでも大勢に影響しませんが、「これが、基本電子基準点かー」と(内部構造がまったく見えないのにも関わらず)感心してしまいました。

GPS固定点

 これの実物も見たかったのですが、一番近い所でも「岐阜県恵那市」なので諦めました。