blog『松本市の最近の…』に、「松本市の伝統行事」として〔三峰様のお小屋がけ〕を見つけました。他に資料がないので、全文を転載しました。
設置場所が「松本市岡田下岡田180番地あたり」とあるので、番地表示のネット地図で確認すると、おおよその場所がわかりました。ストリートビューで走ってみると、三叉路に写真と同じものが表示したので、その場所が特定できました。
駐車場は、近くにある岡田神社を利用する計画でした。ところが、駐車場と言えるものはありません。唯一あるのが三台分というスペースですが、そこには「出入口駐車禁止」のボードが…。やむなく人家が途切れる山際まで上(のぼ)り、畑の片隅にその場所を確保しました。
スマホのGoogleマップで表示している道、写真では右上の岡田神社から下ってくる道を歩いていますから、「あの生垣の向こうにある」通りに、三峯社と道祖神が現れました。便利な世の中になりましたが、探し回ってようやく見つけたという感動はありません。
スギ葉で全て囲ってあるのは、松本市大村の大宮神社境内にある三峯社と同じです。二社という限られたサンプルですが、松本市の北東部にある三峯社がこの形式ということになります。
正面に切り込みがあります。カメラで覘くと、ファインダーに、家庭の神棚に置かれるような小さな祠が映っていました。
扉が閉じているので確認することはできませんが、ここに「御眷属拝借之札」が納めてあるのでしょう。
隣には道祖神があるので、道は狭くとも、古くから下岡田を代表する辻であるのがわかります。往復となりますが、その一つの道をたどって岡田神社へ戻りました。
境内にある『岡田神社由緒』です。
昭和三十一年三月
式内岡田神社社務所
式内社に比定されている古社ですが、ネット上では多くの方が取り上げているので、ここでは紹介しません。
写真とは逆になりますが、この参道を下って右の道を選ぶと、三峯社がある辻に行くことができます。