新海三社神社（９）〔新海三社神社とは〕 '19.1.10
新海三社神社の“真実”
新海三社神社の分社を巡拝する中で、次のことに気が付きました。
- 新海神社は、健御名方命・事代主命・誉田別命を祀る神社。
- 興波岐命を祀る分社は一社もない。
その後に本社を参拝し史資料や古絵図を眺める中で、以下のような考えに至りました
- 新海神社は、健御名方命・事代主命（合祀 誉田別命）を祀る諏訪神社。
- 新海三社神社は、“佐久郡開発の神”を謳うために迎えた延喜式内社「英多神社・長倉神社・大伴神社」の総称。
- 興波岐命は、寛政の式内社争論以降「式内社を使えなくなった」ために新たに導入した祭神。
これを初めて読んだ人に、「さて、何のことやら」と困惑顔が広がるのが想像できます。しかし、〔新海三社神社参拝記〕がシリーズ物になってしまった流れでは、自然と「これ」に行き着きます。
新海三社神社は、諏訪神社そのもの
「東本社」（この場所には、明治初頭まで本地堂が建っていた）
新海三社神社は、見る人が見れば諏訪神社そのものです。ところが、至る所に諏訪色が見えるのに、諏訪神社ではなく「新海三社神社」を掲げています。真（まこと）に不思議と言うしかありません。
重複するので書きませんが、シリーズのトップから読むと、新海三社神社がより深く理解できます。以下のリンクから御覧ください。
‖サイト内リンク‖ 新海三社神社（１）〔石の多宝塔〕