諏訪大社と諏訪神社トップ / 諏訪の神社メニュー /

高部の三峯社 茅野市高部

ワラ囲いの三峯社 '08.2.5

 高部歴史編纂委員会『高部の文化財』では、高部地区にある祝神などの祠写真を載せています。その中にある「ワラ囲い」をした祠に目が留まりました。名前は「三峯神社」ですから、高部には三峯社がもう一社あることになります。折り込み地図を頭に叩き込んで、その地へ向かいました。

高部の三峯社 この辺りは、かなり歩き回っています。すでに見当を付けていた小袋石へ続く道脇にある竹林に回り込むと、本で見た祠がありました。ところが、『高部の文化財』では基台の部分をワラで囲っていますが、現地では一本もありません。
 説明に「祭祀の仕方が珍しい三峯社のワラ囲いの例」とありますから、本来ならワラで囲ってあるはずです。省略したのか忘れたのか、部外者ではわかりません。

高部の三峯社 自宅で『高部の文化財』の発行年を確認すると、平成8年でした。続編である平成18年の『続・高部の文化財』で見ると、こちらは「かつては覆われていた」という状態です(左写真)。両社を比べると、当初は丸太四本を脚にした高床状の祠であったことがわかりました。
 改めて今日撮った写真を見ると、四本脚ではなく、丸太を横にして交互に積んでいます。今のところ基台だけですが、年月と共に変容していることがわかります。

 その後何回か確認していますが、ここ数年は“この仕様”になっています。