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天津司神社 山梨県甲府市 小瀬町

■ この神社は、『小瀬スポーツ公園を護る諏訪神社』の一社です。
一、諏方明神 社記に云う、当社は古(いにしえ)本村玉田寺境内の地に在りしが、武田五郎信光領地の時、神殿を下鍜冶屋村鈴ノ宮の社中に遷し居館を営して今居ノ舘と称す。其後石和の舘に移居してより数十世の間親戚の内有功の輩に封せられる。宝徳中(1449~1452)より巨勢宮内大輔信堅の居館と為れり。其孫民部少輔信乘大永二(1522) 壬午 八月二十七日神像を製して本殿に奉納す。今に存せり 巨勢氏断絶の後一蓮寺法阿上人の弟子と為りて、此に住す。是より遂に寺地となる寺内に諏訪明神の石碑及び諏訪水と云うあり 神宝兜の鉢一枚相伝えて武田安芸守奉納すと云。
甲斐叢書刊行会編『甲斐国志』

天津司神社参拝 '09.9.24

 日射しを避けて、彼岸花が咲いている公園内の小道を選びました。蛇行しているので距離は伸びますが、「汗をかくよりはいいか」としました。

天津司神社 公園の一画でもその端とあって、天津司神社は道路と民家に囲まれた小さな神社でした。左端の道路に覆い被さったような木は「甲府市の保存木指定」で、「枯れ木の落下に注意」とありました。かつては社叢を構成していた大木の一つですが、それでも、社前の神木と共に境内に大きく日陰を作っています。

天津司神社本殿 社殿配置では本殿ですが、厚い鉄板の扉からは「耐火金庫造り」とも言えそうな造りです。扉には、「九曜紋」が大きくあしらわれていました。
 境内には「天津司舞」の案内板はありますが、天津司神社の縁起はありません。そのため、確定はできませんが、「本殿は人形の収蔵庫で、その人形を祭神としている」としました。

天津司神社 天津司神社本殿の全景です。本殿の大棟に、拝殿と同じ神紋「九曜紋」が見えます。「黒丸の周りに小さな黒丸が9個並んでいる」と言えばわかるでしょうか。この「9」は、人形9体を象徴しているそうです。
 拝殿の壁に「天津司神社神庫建設寄附者名」があるのに気が付きました。「2002年11月」から、本殿ではなく、人形を保管する「神庫」と確信しました。何しろ「国指定の重要無形民俗文化財」です。

諏訪大明神・鈴宮大明神 本殿の左に廻ると境内社があります。その横に上が欠けた石碑があるので読んでみました。何と「鈴宮大明神・諏訪大明神」です。ここは天津司神社で、先ほど参拝したのが「鈴宮・諏訪神社」ですから「なぜここに」です。
 裏から観察すると、後部の出っ張った形から、額束と一体化した鳥居額とわかりました。鈴宮・諏訪神社の鳥居が新しかったので、「鳥居を更新した際にここに安置した」という流れは想像できますが…。「なぜ天津司神社に運んだのか」釈然としないまま、次の上町諏訪神社に向かいました。

〔天津司舞について〕 鈴宮神社と天津司神社の例祭「天津司舞」は、以下のリンクで紹介しています。